グローバル化時代の市民生活と政治のありかたをめぐって、立憲主義とデモクラシーが根本から問われています。変わりゆく時代に、この社会は何を原則として何を目指したらいいのでしょう。そのためにどのような仕組みが必要なのでしょう。その基本的課題に、現代日本の喫緊のテーマをとりあげて、メディア論・政治学・ジェンダー論などの諸観点から総合的にアプローチする連続講座の一環です。今回は国際政治学の観点から「安全保障のジレンマと憲法」について考えます。
[日時]2018年3月2日(金)18:20~20:30
[会場]立教大学池袋キャンパス 5号館5121教室 (池袋キャンパスマップ)
[講演者]石田淳(いしだ・あつし、国際政治学、東京大学総合文化研究科教授)
[司会]西谷修(にしたに・おさむ、思想史、立教大学特任教授)
講師紹介
石田淳
1985年東京大学法学部卒業、1987年同大学院法学政治学研究科修士課程修了、1987年シカゴ大学政治学部よりPh.D.(Political Science)を取得。東京都立大学助教授、教授を経て2005より現職。日本国際政治学会、国際法学会、日本平和学会などの理事を務め、現在、日本国際政治学会理事長。主著に『国際政治学』(有斐閣、2013年)、『国際政治講座』(東京大学出版会、2004年-)、『日本の国際政治学(2)国境なき国際政治』(有斐閣、2009年)*いずれも共編著、訳書にマイケル・ウォルツァー編『グローバルな市民社会に向かって』(日本経済評論社、2001年)がある。